河床撹拌の実施について

 天竜川漁協では、 5月18日(土)に成育調査「試し釣り」を行なう予定です。
 例年この時期に実施をしておりますが、河川状況が相応しくないのかあまり釣果が
芳しくなく、アユシーズン初期の漁場提供に苦慮するこの数年です。
 何年か前に大きな河川改修作業が実施された雲名は、その後数年に亘りまずまずの
河川状況が維持され、初期の友釣り漁場として賑わいを見せました。しかし、近年は漁場としての魅力が少なく、釣果も然ることながら遊漁者もまばらな状況が続いています。
 そこで「試し釣り」の結果を踏まえ、釣果が低調であった場合には試験的に東雲名(雲名橋上流部)の河床を撹拌し、泥や古いコケを除去する事業を実施致します。解禁日まで残り僅かではありますが、何もせず低調な漁場を維持するのではなく、アユの生息環境を改善して新しいコケと共にアユが居着く漁場の創造を目指します。
 作業時には少なからず濁りが発生し、下流域へ影響を与えることが見込まれます。気田川合流点あたりまではそのままの濃度の濁水が到達し遊漁への影響が懸念されますが、船明ダム貯水池に入れば希釈されることにより、ダム下流域への影響はかなり軽減されると思われます。
 多くの方にご迷惑をお掛けすることとなりますが、何卒ご理解頂けます様、お願い申し上げます。

≪作業について≫ 実施します (作業日を1日ずつずらします)
月 日   令和元年 5月21日(火)22日(水)〜23日(木)24日(金)
       ※準備および片付け(予備日)を前後1日ずつ予定
場 所   浜松市天竜区東雲名地先 「雲名橋」上流域の左岸側の水路
工 法   ブルドーザーに取り付けた“リッパー”で河床の石をひっくり返す
       (河川の形状を変更する予定はありません)