漁 協 ニュース

 

 天竜川漁協の取り組みなどについてご紹介しています。
 
 

「天竜川天然アユ資源の再生に取り組む会」開催しました。

 

令和 5年 8月 8日

電源開発鞄V竜事務所会議室にて

「・・・取り組む会」を開催しました。今回はいつものメンバーに加え、国交省浜松河川国道事務所より事務所長さまや職員の方にお越し頂き、活動の報告や今後の計画などについて意見を交わしました。
春先に行なった河床耕耘では、作業終了後間もなく出水に見舞われ、成形した河床は大きく変貌しました。また、作業効果も永らくの濁水により判断するには至りませんでした。
「継続は力なり」と申します。なかなか望むような結果をもたらすことは難しいことですが、天竜川に携わる者たちの使命としてアユを始めとした資源増加・生息環境改善に向けて今後も取り組んで参ります。
より効果的な施策を見出すために

国交省浜松河川国道事務所「防災イベント」参加しました。

 

令和 5年 8月 7日

浜松市中区名塚町 事務所にて

国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所(浜松市中区名塚町)で開催された「防災イベント」に漁協として参加しました。イベントでは災害時に活躍する車両などが展示され、来場者も興味を持たれているようでした。近年は異常気象による豪雨も頻発し、治水への関心も高まっているところです。河川管理者として万全の対策を期してほしいところです。
漁協のブースでは天竜川に生息する生き物を展示し、訪れた親子などに生態や河川について説明をしました。多くの生き物が生息しやすい環境造りも河川管理者に求めて参ります。
少数の生き物を展示

磐田市「水辺の楽校いわた」協力しました。

 

令和 5年 8月 5日

一雲済川流域にて

恒例となっている磐田市主催『水辺の楽校いわた』への協力をさせていただきました。例年8月1週目の土曜日に行なわれてきたイベントですが、近年はコロナ禍ということがあって何年か振りの開催となりました。
漁協ではご注文いただいたつかみ捕り用のアユをご用意した他、一雲済川に生息する生き物の観察会を行なうために地元の漁協磐田支部の面々による協力もありました。
小学生以下の子どもたち約100名が参加し、つかみ捕りでは多くの子が全身ずぶ濡れでアユを追い掛けました。観察会は河川が渇水気味で例年よりも高水温という事もあり、生き物を捕まえるには非常に厳しいコンディションでした。
どちらにしても楽しい夏休みの思い出になったようでした。
アユを夢中で追いかける

「フィッシュパス」扱い始めました。

 

令和 5年 8月 1日〜

「フィッシュパス」バナー

8月1日より「フィッシュパス」さんでも遊漁証を扱っていただくこととなりました。
遠方からお越しの方も、時間を問わずに当漁協の遊漁証を購入いただけるようになりました。
7月1日より扱いを開始した「つりチケ」さんと並行してお好きな方でご購入下さい。
遊漁証購入の利便性向上

ウナギ放流しました。

 

令和 5年 6月22日

天竜川本流・支流

天竜川漁協の漁業権魚種であるウナギの放流を実施しました。以前は浜名湖の天然ウナギを購入し放流を実施していましたが、近年は入手することが困難となっており、今年も養鰻場から購入させていただいたウナギの放流となりました。
天竜川漁協のアユの飼育でもそうですが、ウナギの飼育に係る全ての経費が値上がりしているため、前年よりもウナギの仕入れ価格が上昇しました。そのため、今年は放流量を減らし100sの放流と致しました。
ウナギに関わらずその他魚種の仕入れ価格も上昇し続けています。これからの放流について、量の再検討が必要になっています。
細めのウナギが成長することを期待

「静岡県内水面漁連友釣り大会」参加しました。

 

令和 5年 7月 2日

静岡市清水区興津川にて

静岡県の内水面漁協対抗の友釣り大会が興津川で行なわれました。大会は各漁協5名出場での個人戦および団体戦で行なわれます。オトリアユを含む釣獲アユの総重量によって順位付けがなされる大会です。
今年の大会では前日に激しく雨が降り河川も濁ったため開催が心配されましたが、さすが興津川といった感じで大会日朝には釣行可能な水量・水色に回復していました。
しかし、前日に増水・濁水となった影響は少なからず残っており、コンディションとしては非常に難しいものとなりました。
天竜川漁協の選手たちは・・・ご多分に漏れず厳しい釣況となりました。
関係者の皆さま、参加者の皆さま、お疲れさまでした。
3時間の真剣勝負

「つりチケ」扱い始めました。

 

令和 5年 7月 1日〜

「つりチケ」バナー

全国的にWEB上で購入出来る遊漁証を扱う漁協が増えている中、天竜川漁協はその波に乗り遅れていましたが、7月1日より「つりチケ」さんで遊漁証を扱っていただくこととなりました。
一昔前に比べても天竜川漁協の遊漁証を取り扱っていただいている販売店さんが減少しています。オトリアユの扱い店もめっきり少なくなってしまったこともあり、今年からアユルアー≒擬似オトリの導入にも至りました。
アユルアー然り、遠方より多くの新たな遊漁者にお越しいただくためには24時間扱いが可能なICT遊漁証の導入も必須となっています。
“遅ればせながら”ですが、整備を着々と進めています。
遊漁証購入の利便性向上

 ニジマス放流しました。

 

令和 5年 6月22日

浜北大橋直下・溜まり

漁協ではアユ漁期が始まる直前の5月末日まで漁協敷地内でニジマス釣り堀を営業しています。釣り堀で使用するニジマスを幾らかストックしていますが、釣り堀期間が終了すると残りのニジマスは河川へと放流しています。今年も多少のニジマスが残ったので速やかに放流をするつもりでしたが、本流の水位が低下しなかったので放流をしそびれていました。しかし数日前に浜北大橋直下の溜まりに流入・流出していた流れが途切れたので、放流を実施致しました。
放流したニジマスは約137s。例年と比べると少ない量でしたが、放流のご案内をした翌日から複数の遊漁者がニジマス釣りを楽しまれました。
2sを越えるニジマスも何尾か含まれた

ウナギ「石倉カゴ」メンテナンス行ないました

 

令和 5年 6月21日

支流・二俣川下流部

支流の二俣川の下流部にウナギの生息環境を創造する「石倉カゴ」を設置しています。カゴの内部に詰めた礫の間がウナギの棲み家になるのと共にウナギのエサとなる小魚や甲殻類・水生昆虫の隠れ場所にもなるのです。漁協では春と秋の年2回、ウナギを始めとした生物のモニタリングとカゴのメンテナンスを行なっています。
今春のモニタリングは度重なる出水でなかなか実施出来ずにいましたが、そこへ台風2号・梅雨前線に伴う大出水に見舞われたため、カゴが土砂に完全に埋もれてしまいました。そのためモニタリングは諦めて、カゴの掘り出し作業と据え直し作業に終始しました。今回の土砂量はかなりのもので、役職員総出+重機を用いた一日仕事となりました。
次回のモニタリングではぜひともウナギとの顔合わせをしたいものです。
カゴは地中に完全に埋まっていた!!

河川への進入路の整備を行なっています。

 

令和 5年 6月 上旬〜

天竜区東雲名地先

先日の大増水では高水敷(河川敷)まで水が達する状況となりました。そのため、いくつもある水際までの進入路のほとんどが欠損したり土砂が堆積したりと、安全に車両の通行が出来なくなってしまいました。そこで漁協では小型のバックホウを用い、比較的車両の通行が多くありそうな場所から凹凸の均しを始めました。
水位の低下や濁水の解消にはまだまだ時間がかかりそうな天竜川本流ですが、河川状況が良くなってから作業を開始してもお客様の危険回避には間に合いません。早めから整備を開始し、多くの方の往来が見られるその日までに出来るだけ利便性の向上と安全対策を行なっていくつもりです。
 

上:作業前  下:作業後


 

アユ解禁しました・・・でも大増水に。

 

令和 5年 6月 1日〜

船明ダム下流

6月1日アユ解禁日を迎えました。今年も遡上が良好で大いに期待をしながら解禁日を迎えたのでしたが、早々に発生した台風2号・梅雨前線の影響を受けて天竜川は大増水・濁水と化してしまいました。そのため本流での遊漁はしばらくお預けの状態に。今年から「アユルアー」の使用も可能となったのにと漁協関係者も遊漁者も落胆の色を隠せません。
梅雨が明けて、天竜川本流のアユ釣りを大いに楽しめる日が早く来ることを願って止みません。
最大8,400/sの放水が行なわれた

組合員による河川清掃を行ないました。

 

令和 5年 5月28日

各支部漁場にて

5月最終日曜日および6月最初の日曜日は恒例となっている組合員による河川清掃日です。天竜川漁協の各支部毎に午前8時より清掃を行ないました。
昔に比べると捨てられているゴミの量は少なくなりましたが、それでも家庭からのゴミや業者に投棄された粗大ゴミなどは残念ながらまだまだ無くなりません。多く集められたゴミは後日 河川管理者・国交省さんのご協力により片付けていただくこととなりました。秋には国交省さん主催の河川クリーン作戦に漁協も参加する予定です。
決して他人のゴミを拾って下さいとは言いません。ご自身が持ち込んだものさえ持ち帰っていただければゴミなんか落ちていないはずなのですけど・・・ね。
組合員による清掃


 
 
 

「磐田市土木LOVEフェスタ」に参加しました。

 

令和 5年 5月27日

掛塚橋直下・磐田側の河川敷

磐田市の道路河川課主催のイベントが行なわれ、漁協として河川の魚の展示を行ないました。土木LOVEフェスタというだけあって、バックホウやコンクリートミキサー車,高所作業車,パトカーなどの働く車が展示され、それぞれ子どもたちが乗り込んだり、一部では実際に操縦させてもらえたりと子どもたちが体験する場になっていました。
水槽の展示では漁協で事前に準備出来た魚類は10種類程度でしたが、普段目にすることが少ない魚たちに、来場した子どもたちが笑顔で水槽を覗き込む姿が印象的でした。
多くの家族が来場


 
 

アユの生息環境造成を行ないました。

 

令和 5年 5月25日

雲名地先

「天竜川天然アユ資源の再生に取り組む会」の活動の一環として、アユのエサ環境改善に取り組みました。河床の石が泥の層に厚く覆われてしまっているので、それを取り除く作業をしました。以前は消防用可搬ポンプの水圧で洗浄を行なっておりましたが、作業効率があまり良くなく効果も低めだったので、近年ではブルドーザー後部に取り付けた爪“リッパ”で河床の石をひっくり返して綺麗な石の表面を上面に向ける作業としています。まだ濁りがやや残ってはおりましたが厚みのある泥は取り除かれましたので、後は生き物たちによる自然界での清掃を期待するところです。
重機による耕耘作業


 
 

 

小学生とアユ放流会実施しました。

 

令和 5年 5月25日

磐田市池田「池田の渡し公園」南側

磐田市立岩田小学校3年生児童21名とアユ放流会を実施しました。先にアユの生態などを紹介し、バケツに入れたアユの感触を優しく確認しながら河川へ放流していただきました。ほとんどの子どもたちは生きたアユを触るのは初めての様子で「ぬるぬるしてる!」「パシャパシャしてすごく元気!!」などの感想が多く聞かれました。
子どもたちが放流したアユが元気に大きくなってほしいものです。そのためにも河川が生き物たちをしっかり育める環境であることを願います。
子どもたちの放流風景


  

アユの放流に協力しました。

 

令和 5年 5月20日

浜松市天竜区水窪町「水窪川」

水窪川漁協さんの漁場にアユの放流をしました。
平均体重3.68gのF1アユを301sです。
この時期の放流アユとしては小さいのですが、水窪川漁協さんのアユ解禁日は6月中旬以降とのことです。河川コンディションも良好の様子ですので、解禁日までにはすくすくと成長してくれるものと期待します。
放流風景

 

 

カワウねぐら対策行ないました。

 

令和 5年 5月17日

秋葉ダム貯水池および船明ダム貯水池

天竜川には魚の天敵 - いや、漁協の天敵でもあるカワウが多数確認されています。カワウは1日あたり500gの魚を捕食すると言われており、漁協がお金を掛けて放流したり自然界に生息している魚を手当たり次第食べています。このカワウによる食害は天竜川だけでなく全国的に深刻であり「効果的な対策は何か」と思考錯誤続ける日々です。
天竜川漁協ではカワウ対策として、爆竹やロケット花火による追い払い,営巣地の卵にドライアイスを振りかける,猟友会さんに業務委託して銃器による捕獲などを行なっています。今回はドローンを使用して生分解性テープをねぐらのある木にかけるという作業を行ないました。一時的な効力かも知れませんが、居着いているカワウの追い出しには効果があるものと期待されています。
(画像は右下から左上に向けてドローンがテープを張っています)
テープ張りをするドローン


 

「天竜川天然アユ資源の再生に取り組む会」開催しました。

 

令和 5年 5月15日

電源開発鰍フ施設を見学させていただきました

「取り組む会」の今年度初回開催を行ないました。現状の河川状況を確認しながら、今年度のアユ資源増幅にどのようなことが出来るのかを関係者で確認し、今後の計画を立てるようにしました。
その後、佐久間ダムや発電所、電源開発鞄d力館に移動し、現地の見学と案内をいただきました。
佐久間ダムは上から見ても下から見上げても大きいものだなぁと改めて実感させられました。
佐久間ダム堰堤を下から臨む


 
 

 

『アユルアー』使用出来るようになりました!!

 

使用可能期間 :  6月 1日 〜 10月31日   使用可能範囲 : 天竜川漁協漁場全区域


今年のアユシーズンより、天竜川漁協漁場全域で『アユルアー』が使用出来るようになりました。アユルアーの使用法は、ルアーを河川に生息している“野アユ”の縄張りに侵入させ、体当たりで追い払いに来た野アユが掛け針に引っ掛かるというものです。古来より行なわれている友釣りのオトリアユの代わりにルアーを使用するのがアユルアー釣りです。なので、表現が難しいのですが「アユをルアーで引っ掛ける」のではなく「アユからルアーに引っ掛かる」のが正しいアユルアーの使い方となります。
アユルアーの導入で、今までルアー愛好者の対象魚となり得ていなかったであろうアユが対象魚になります。
盛夏からアユシーズン終盤にかけて賑わいがありそうです。


レギュレーション他


  

ニジマス釣場『子ども釣り広場』開催しました。

 

令和 5年 4月29日〜30日

浜北大橋直下・浜北側の“溜まり”

今年も18歳以下の方とお子様を対象とした『子ども釣り広場』を開催しました。2日間に亘り200sずつ、合計400sのニジマスの放流です。釣りの楽しさをお子様たちに味わっていただきたいとGWに合わせて開催しており、初日には多くの家族連れで賑わいました。
最大65cm程のニジマスが混じった放流時には、多くの方の「おぉぉー」という感嘆の声が聞こえると共に、子供たちの「釣ってやるぞ!!」との熱い意気込みが感じられました。その後にあちらこちらから子どもたちの歓声が響いたのは言うまでもありません。
天竜川漁協は18歳以下の方からの遊漁料金はいただいておりません。今回のイベントがGWの楽しい思い出と釣りに勤しむきっかけになれば嬉しいことです。
釣り風景


  

生産アユの出荷・放流を行ないました。

 

令和 5年 4月 9日

長野県飯田市の天竜川本流

長野県・下伊那漁協さんの漁場へご注文いただいたアユの配達・放流に伺いました。
天竜川は長野県岡谷市にある『釜口水門』を基点に遠州灘へと注ぐ約213kmの大河です。ダムが無かった時代には、アユやウナギなどの回遊魚が天竜川河口からかなり上流まで遡っていたのではないかと想像します。

下伊那漁協さんは本来なら伊那まで遡ってきたであろう天竜川河口のアユに思いを馳せて、当方へのご注文をして下さっています。
天竜川河口の天然アユを直接県外へ出荷することは出来ませんが、その直系の子孫にあたる“F1”を600sご用意し放流をさせていただきました。
放流風景


 

カワウモニタリング調査を行ないました。

 

令和 5年 4月 9日

かささぎ大橋上空

長野県・下伊那漁協さんが中心となり組織している「魚食性鳥類被害対策チーム」の活動として、カワウ飛来のモニタリング調査を行ないました。これは諏訪湖周辺から天竜川河口までの天竜川水系漁協で一斉に行なっています。頻度は多くありませんが、半年以上に亘り定点調査を行ないます。
今年のアユ遡上も非常に良好な様子で、遡上が多かった昨年をも大きく上回るのではないかと見込んでいます。それを裏付けるように、最近は多くのカワウが天竜川に飛来しています。静岡県西部猟友会さんのご協力を得ながら捕獲実施もしていますが減りそうな気配もありません。
今年もカワウからの食害に悩まされることになりそうです。
カワウの群れの一部(R5.4.9撮影)

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アマゴの追加放流実施しました。

 

令和 5年 4月 8日

天竜川漁協漁場・支流にて

各支流90sずつのアマゴの追加放流を支流・西川,小芋川,横山川,二俣川にて行ないました。
前日まで大雨が降り、河川の増水により放流が危ぶまれましたが、河川回復を見込んで放流を実施しました。放流日当日は二俣川を除く他の支流は濁りが解消し、放流に差し支えありませんでした。ただ、水量は多い状態で、西川は釣りの可能な場所も少なめでした。しかし、釣果はそれぞれの支流で2尾〜20尾以上見られ、まずまずの釣況となりました。
二俣川は災害復旧工事の影響もあり茶色い水が流れていましたが、水位の低下と共に徐々に濁りも薄まることと思います。その頃には釣果も望めるようになるでしょう。
放流風景

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船明ダム下流部・浜北大橋直下溜まりにニジマス特別放流を実施しました。

 

令和 5年 3月25日

浜北大橋直下・右岸側“溜まり”

浜北大橋の直下・右岸側の溜まりにニジマス200sを放流しました。今回の放流は年初では予定しておりませんでしたが、組合員および遊漁者の方々に釣りをより楽しんでいただこうと実施に至りました。
当日は生憎の天候となってしまいましたが、この日もエサ釣りやルアー釣りなど80名以上の釣り人で賑わいました。
釣果はルアー釣りはまずまずだったものの、エサ釣りはやや渋いものでした。
もちろん一日で釣り切ってしまう様なものではありませんから、しばらく楽しんでいただける釣り場になるのではないでしょうか。
釣り風景

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アマゴの追加放流実施しました。

 

令和 5年 3月18日

天竜川漁協漁場・支流にて

アマゴの追加放流を支流・西川,小芋川,横山川,二俣川にて行ないました。
渓流解禁に伴った放流では、支流の水量不足により減量して放流しました。その減少分の一部と当初より予定した分量を合わせて各支流90sずつの放流となりました。生憎の雨天のため遊漁者も比較的少なく、放流作業も足場の滑る中での実施となってしまいましたが、幸いなことに支流の水量は増加したので魚にとっては望まれる天候だったように思います。
次回放流は4月8日(土)午前中に予定しています。
放流アマゴ

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カワウ繁殖抑制対策作業の経過観察および追加対策しました。

 

令和 5年 3月10日

西部地区カワウコロニーにて

先日行なったカワウ卵の孵化抑制作業の効果確認と、新たな卵の産み付けの有無確認に再度現地を訪れました。
前回ドライアイスで孵化抑制した効果が見られ、巣の中に孵化したヒナは1羽も確認されませんでした。
そのままの形で残っていた卵もありましたが、卵の数が減少している巣もいくつかありました。
また、新たに新設された巣が2つ見られましたので、その中にあった卵もドライアイスで対処しました。
卵は孵化していなかった

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通常総代会開催しました。

 

令和 5年 3月 5日

浜松市産業展示館北館4Fホール

天竜川漁協「第49回通常総代会」を開催しました。今総代会では11の議決事項および付帯決議を上程し、総代の皆さまのご理解の下、全ての議案において可決・ご承認をいただきました。
ここ2年はコロナ禍にあり書面議決という形でのご承認をいただいておりましたが、感染防止に留意しながら久し振りに対面での開催となりました。
総代会風景

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渓流解禁しました。

 

令和 5年 3月 1日

天竜川漁協漁場・支流にて

3月1日、渓流解禁しました。ここ何年かは解禁日当日の早朝より支流のアマゴや下流部のニジマス放流を実施しています。今年もコンディション最良のアマゴをご用意し放流をしました。ただ、支流の渇水が酷く、当初予定していた数量より減らした量で放流をせざるを得ない状況でした。減らした分は3月下旬および4月上旬に予定している追加放流に上乗せするつもりです。
また、本流下流域の“溜まり”にはニジマスを放流しました。
河川には解禁を待ちわびた太公望たちが竿を出し、支流のアマゴ,本流のニジマスを各々の釣り方で釣り上げていました。
放流風景

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学生の訪問に対応しました。

 

令和 5年 2月26日

漁協会議室にて

「ダムと土砂と海」と題した東京大学体験ゼミナールで、学生10名と教員数名の方々が漁協を訪問されました。天竜川上流部・佐久間ダムや下流域の現状を視察されて来られた学生さんたちに、その環境下で活動する漁協の実情などのお話しをさせていただきました。その後は海域-海岸線の視察も予定されているとのことでした。
何年も継続して漁協訪問をされていらっしゃいましたが、コロナ禍でここ2年程は中止となっていました。減水し湖底が露わになっている佐久間ダム湖のインパクトは大きなものだったのではないでしょうか。関心を持ってご覧になられたダム・河川・海は皆さんの心にどのように映ったのでしょう。
漁協を取り巻く環境についてお話

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カワウの卵対策しました。

 

令和 5年 2月22日

西部地区カワウコロニーにて

天竜川には毎年数多くのカワウが飛来します。飛来の目的はもちろん魚の捕食です。カワウによる遡上魚や放流魚の食害が顕著で、漁協は頭を悩ませています。通年に亘り爆竹などでの追い払いや銃器による捕獲も実施しています。しかし、漁協としては増えたカワウを減らす行為よりも、増えないようにする策を講じる方が望ましいのも事実です。
そこで、この度はコロニー(営巣地)に産み付けられた卵にドライアイスを接触させ、ヒナが孵化しないように施しました。
まだ繁殖期前半のようでしたが、巣の中にはいくつかの卵が見られました。親鳥には申し訳ないのですが、孵化しない卵をいつまでも大事にしていて欲しいものと思いました。
フレーク状のドライアイスを降り掛ける

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アユ遡上調査開始しました。

 

令和 5年 2月16日

国道一号線下流ワンドにて

天竜川漁協では毎年2月から6月下旬まで、アユの遡上調査を実施しています。
調査では採捕したアユの全長・体長・体重を測ると共に、耳石に示される日齢より孵化日を特定し、アユ資源を増加させるための策をいつ施すのが有効かの判断材料にしています。また、気になる当年の遡上量を把握するための指標にもなっています。
2月16日には遡上したアユはまだ確認できませんでしたが、流れの無い砂泥底のワンドでゆっくりと成長したシラス状態のアユが数尾採捕されました。
これから河川水温の上昇と共に遡上が始まるものと思われます。多くのアユ遡上に恵まれることを期待しています。
船と地曳網を使用して採捕

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アマゴの稚魚放流会を実施しました。

 

令和 5年 2月12日

二俣川上流部にて

昨年秋に「アマゴ里親募集」をし、アマゴの発眼卵を配布しました。冷蔵庫の中で飼うこと数ヶ月、ふ化したアマゴの稚魚をみんなで放流するイベントを行ないました。主催は「川や湖をきれいにする市民会議」さんです。放流会には大勢の家族やボーイスカウトのお子さんたちが参加されました。
10粒の発眼卵をお渡ししたのですが、10尾の稚魚を持参されたご家族もあり、また残念ながら稚魚がいなくなってしまった方もありました。
数か月ではありましたが、時を共に過ごした家族の一員とのお別れを惜しむ方が見られました。
漁協は、アマゴ発眼卵のご用意および放流会時に振る舞われた豚汁へのご協力をさせていただきました。
“家族”とのお別れ

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『天竜川天然アユ資源の再生に取り組む会』実施しました。

 

令和 5年 2月10日

茅ヶ崎市「電源開発滑揀枕闌、究所」にて

「天竜川天然アユ資源の再生に取り組む会」の活動で、電源開発鰍ウんの茅ヶ崎研究所を訪問させていただきました。この会は、天竜川漁協,電源開発梶A国交省浜川国事務所,静岡県水産資源課および有識者2名にて構成しています。
当日は現地で調査・研究されている概要説明を伺ったり施設の見学をさせていただきました。
また、県水産振興課鈴木班長さまと茅ヶ崎研究所喜多村特任研究員(当会副会長)さまからの講演もいただくなど、充実した内容となりました。
水理模型実験施設にて

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二俣川の“ヨシ刈り”実施しました。

 

令和 5年 2月 8日

支流・二俣川只来地先にて

支流の二俣川は以前より“ヨシ”が蔓延り、川の土砂移動を妨げています。ヨシは根が強く繁殖も早いため、一旦ヨシが生えると土砂を捕捉し続けて洲が広がり、川幅を狭めてしまいます。
この度、小型のバックホウに「クローフォーク」を取り付け、除根を目的としてヨシ刈りを実施しました。作業できた範囲はまだ狭小ではありますが、今後も継続的に実施して魚介類の生息範囲を整えていきたいと思います。
作業風景

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小学生の事業場見学を行ないました。

 

令和 5年 2月 3日

漁協事業場にて

「川や湖をきれいにする市民会議」さんとの協力の下、昨秋配布したアマゴの発眼卵から孵化した稚魚の放流会を兼ねて、漁協の事業場見学に小学校児童が訪れました。
あまり時間が無かったので詳細な説明は出来ませんでしたが、皆さんが知っている塩焼きサイズのアユではなく、まだ体が透き通っているシラスの状態のアユをご覧いただきました。
採卵から仔魚期,稚魚期,成魚期,さらには親魚期まで飼育すること、飼育で心掛けていることなどをお話ししました。
今後も数校の児童が訪問される予定です。
飼育池の様子を見学

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国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所を訪問しました。

 

令和 5年 1月27日

浜松市名塚「浜松河川国道事務所」にて

漁協執行部および事務局で、天竜川の河川管理者・国土交通省を表敬訪問しました。
近年の異常気象や山間地の保全状況,ダムの運用などが河川環境に大きな影響を与えています。生態系の把握と配慮を心掛けながら河川管理をしていただくように申し入れを行ないました。また、今後の事業について、相互理解を深めながら進めていくことを確認しました。

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船明ダム下流部・浜北大橋直下溜まりにニジマスを放流しました。

 

令和 5年 1月14日

浜北大橋直下・右岸側“溜まり”

浜北大橋の直下にある“溜まり”に、昨年同様に1月半ばにニジマスを放流し、釣り場の提供を致しました。
放流量は250s。
エサ釣りやルアー釣りなど、放流時には90名程の釣り人で賑わいました。
今年の天竜川での“釣り初め”の方も大勢いました。
今年も良い1年になるといいですね。
釣り風景

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アマゴ稚魚を支流に放流しました。

 

令和 5年 1月 7日

支流・西川,小芋川,横山川,二俣川

昨年に池入れしたアマゴの発眼卵から孵化した稚魚
約37,600尾を、4つの支流に振り分けて放流を実施しました。
お腹にある栄養袋=卵のうを吸収し、浮上した2〜3cmの稚魚を河川に持って行き、複数ヶ所に分けて放流をしました。小さな魚体ゆえ、直ぐに見えなくなってしまいましたが、エサをたくさん食べて成長してくれることを願いました。
アマゴ稚魚

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船明ダム上流部「ルアーフライ専用区」にニジマス放流しました。

 

令和 5年 1月 6日

秋葉ダム下・中島,鮎釣,雲名

ルアーフライ専用区に今年最初の放流を実施しました。
中島200s,鮎釣100s,雲名150sの合計450sです。
40〜70cmの良型・大型ニジマスを中心に放流しています。
アングラーの皆さんはもう大きさに“目が慣れて”しまっているので、以前ほどの驚きが見られないのがやや寂しく思えます。
2月下旬まで、2週間に1度の放流予定で今後も実施していきます。
放流風景