サ ツ キ マ ス

 

 サツキマス放流会
 サツキマスダービー

 

  天竜川漁協ではきれいな水の象徴としてサツキマス放流に取り組んでいます。かつて6トン以上も漁獲されていたサツキマスもダムにより寸断されたことや、水への負荷が高くなったことなどにより、今の天竜川では幻の魚と呼ばれるほどになってしまいました。寸断された川は元に戻りませんが、きれいな水を保つために私たちにできることはたくさんあります。天竜川漁協では、サツキマスの戻ってくる美しい川を取り戻すために多くの試みをしています。みなさんもサツキマスをきっかけとして環境保全について考えてみませんか?

 

サツキマスってどんな魚?

 サツキマスとは、渓流に棲むアマゴの一部が海へ下り、半年間海のおいしいエサを食べて大きくなって戻ってくる魚のことです。秋に放流する20センチのアマゴが40センチ以上のサツキマスになって五月ごろ天竜川を遡ってくるのです。

サツキマスがたくさん戻ってくるためにはどうすればいい?

 サツキマスは、渓流の澄んだきれいな水が大好きです。みなさんの力で天竜川の水をきれいにしていれば、たくさんのサツキマスが戻ってくるはずです。

天竜川の水をきれいにするには何をすればいい?

 たとえば、食べ残し・飲み残しをなくすこと。残した食べ物・飲み物は結局天竜川へ流されて行きます。食べきれる量・飲みきれる量だけを用意し、無駄を出さないことが大切です。このほかにも身近にできることがたくさんあるはずです。ほんの少しのことからみなさんも始めてみてください。